▼初心者の向けデフラグの仕組み&デフラグは必要?

デフラグって何?
とりあえずその質問は後にして、デフラグが必要なのかどうか・・・
答えは:不要です!
上記の答えはあくまでも初心者ユーザー様向けの解答でして。不具合等を自己解決できるユーザー様へのアドバイスでは有りません。

理論的な理由の説明、まず下の内容をお読みください。
皆さんはパソコン内部からよく耳にする「カキカキカキ・・・・」と言う音を聞くと思います。
上記の音はパソコンに内臓されているHDD(ハードディスク)に記憶しているデーターをパソコンが読み込み&書き込み又は削除している音なのです。

HDDは単に一個のデーターを保存できる大きな機器ではなく、丸い磁気の板が中に入っていてそれをアーム(レコードの針見たいなもの)をその磁気板に接触させて書き込み読み込みすると言う仕組みになっています。
↓HDD内部イメージ


ではデフラグが何故不要なのかを説明させて頂きます。
上記の絵の中に磁気ディスクと言う部分が有ります。
実はこの磁気ディスクと言うのが、クラスターと言う小さな区画で小分けされそれらが連続して磁気ディスクを構成しています。(さらにクラスターの中にセクターと言うものも有ります)
磁気ディスクのクラスターイメージ↓
上表の説明
表示の一つ一つがクラスター領域を表しています。

Windowsをインストールした時のデーター色イメージ
初期状態では青い連続した項目にインストールしたような形でHDDに保存されます。

次に何かソフトを上記Winowsにインストールしたとします。
グリーンで連続したところがソフトウェアーをインストールしたときHDD保存イメージです。

Windowsを何日か使い込むと色んなデーターが増えます。
今度は各色がバラバラでHDDに保存されているのがわかります。
下記の現象をファイルの断片化と言います。
ファイル断片化の状態だと、HDDの磁気ディスクを読み取るアームが小刻みに動いて散らばったデーターを読み書きするためディスクアクセスが遅くなります。

上のような状況をデフラグと言う作業を行って下のイメージのように、連続した領域に保存しなおせば空き領域も増え、ファイルアクセスが早くなると言うのがデフラグです。
デフラグを行って連続した領域並べられHDDに保存されます。
いわゆる高速アクセスが可能と言われるゆえんです。

実際デフラグは必要です。けれどもそれは同一システム上での事。
仮にWindows98を5年間もリカバリーしなくてつかってますってユーザー様なら、半年程度に一回はデフラグメンテをお勧めしますけれど・・

でも物理的に考えてください、、、デフラグしてもWindows95/98/MEって突然起動不能に陥ることってありません??結果的に丸一日掛けてやったけど無駄だった、結局リカバリーという結果に。

※リカバリー=上記図のWindowsをインストールしたばかりの状態になります。

さらにデフラグは散らばったファイルをHDD内部の連続した領域に書き込もうとするので、ファイルの読み込み書き込みを永遠と行います。これはHDDの磁気ディスクとアームの磨耗につながりHDDの寿命を縮めてしまう結果になります。

Windowsの多くの不具合はデフラグでは解決できません。デフラグ=あくまでもメンテナンスと言う具合で考えてもらえれば結構だと思います。

Windows不具合でデフラグを行うのではなく、クラスター&セクターの検査をされた方がよほど意味が有ります。いわゆるスキャンディスクの完全の方です。

ファイルの断片化によるファイルアクセスが遅くなる現象ですが、近年の高速アクセスできるHDDにおいてはほとんど体感できないのでは無いでしょうか?ベンチマークを図ってやっと結果が見れるなんてデフラグならHDDの寿命のことも考えてしないほうが得策だと思います。

以上までがデフラグ不要の理論的根拠で有ります。

デフラグ不要、実体験論
私が初めてHDD搭載のWindowsパソコンに触れたのはi486sx66を搭載するCPUのものでしたpentium60・90・100と言うCPU搭載のものも有りましたが、高価すぎて買えなかった事を記憶します。当時のHDDは低速で容量も340MBとか500MBとかでアクセスも遅い。なのでファイルの断片化が起こると、タダでさえ遅いWindowsの起動が輪を掛けて遅くなるのでデフラグをよく行ったことを覚えています。

初めて自作したパソコンはAMDK6-2/300Mhz Soket7のTXマザーで自作しました 搭載OSはWindows95。 使い込む内、やがて不安定になること多々有ります。デフラグが良いとアドバイスされたことも有り何回かやりましたが、結局のところリカバリーと言う結果がほとんどでした。
以降98/98se/MeとOSを変えていきましたが、デフラグメンテは一回くらいしかやったこと無いです。はっきり言ってデフラグの時間パソコン使えない状態になりますので無駄と思ったからです。
Windows2000(使用から約2年経過)/XP(使用から約1年経過)に変えてからもデフラグは行ったこと有りません。

実際不具合が発生する原因はデフラグするしないには関係無いですし、やるだけHDDの寿命を縮める結果となります。

アームの駆動に問題が出るのでは?と言う指摘も有りましたが、磁気ディスク磨耗とアームの接触部分の磨耗の方が10倍は問題あると思います。

最後に、これはあくまでも初心者向けのデフラグ不要の説明です。
時間のあるユーザー様はデフラグして頂いて特に問題有りません。
ただデフラグが一向に終わらないと感じた初心者ユーザー様が悩み相談するのは見るに耐えません。そんなもったいない時間をついやするより、もっと他に楽しいパソコンの使い方があるはずです。そんな思いも込めてデフラグは不要と申し上げるしだいであります。

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