▼初心者向けウィルスに対して正しい知識を持つ講座、第三話2003年5月14日 |
セキュリティーソフトとメールのお話し
メールによるウィルス感染が深刻化しています。
私の勤めるサポートセンターにも頻繁に問い合わせが入ります。
最新のウィルス情報、シマンテック様提供
※今の最新のウィルスメールは開くだけで、ウィルスプログラムを実行しようとしますのでWindows利用者はメール関係のセキュリティーを厳重にする必要が有ります。設定不要で簡単なプロバイダー提供のメールウィルス駆除に加入されることをお勧めします。
メール受信のイメージ図
上記流れを見ていただくとわかり易いと思いますが、いわゆる返事や情報メールの代わりにウィルスメールが貴方の元に届くことになります。
ウィルス感染に至るケースと感染拡大のイメージ図
メール感染は下図のように拡大
Eさんのパソコンが何かの原因でウィルス感染。Eさんとのパソコンには貴方の電子メールアドレスが登録されているので、パソコンウィルスは貴方宛に自分のコピーを送信するようにプログラムされている為自動的に貴方宛にウィルスメールが届きます。結果貴方のパソコンもウィルスに感染してしまい、貴方のパソコンに登録してあるメールアドレスあてにウィルスが自動的に送信されてしまう結果となります。
※少しずれていますが平行するパソコン同士は中央のプロバイダーに加入するものとします。
※2、貴方のパソコンは図のA〜Eまでのユーザー様のメールアドレスを登録しているとします。
ウィルスメールを防ぐ方法(セキュリティーソフトを導入する。)
セキュリティーソフトは非常に優れておりますが、常に進化(人為的)するウィルスに対してはそのままの状態では役に立ちません。なので利用するユーザーが使用するセキュリティーソフトのウィルス情報を更新してあげないといけません(パターンファイルの更新と言います)。後はセキュリティーソフトが原因のポート遮蔽&遮断の不具合等を、セキュリティーソフトソフトのバージョンアップで動作不具合を改善させないといけません。
ウィルスメールを防ぐ方法(プロバーダー側で駆除してもらう方法)
プロバイダー側でウィルスメールを駆除してもらう方法ですが、全てのプロバイダーでサービスがあるわけでは有りません。加えて100円〜200円のオプション料金も発生します。
プロバイダー側で駆除するメリットはセキュリティーソフトによる通信ポート停止などの誤作動などなく快適なインターネットが利用できる点です。又パターンファイルの更新もプロバイダー側で行う為ユーザーは何もしなくてOKと言う点です。
最後に私が主張する初心者ユーザー様にはセキュリティーソフトは使わない方が良いと言う理由を申し上げます。
※動作不具合等を自己解決できるユーザー様向けの説明では有りません。又セキュリティーソフトを完全に不要としている意味では有りませんので、ご参考までにお読み頂けましたら幸いだと思うしだいであります。
セキュリティーソフトを導入するメリット、デメリット
セキュリティーソフトを導入すれば、ウィルス感染からパソコンを守ってくれるので安心してインターネットが出来るメリットが有ります。
セキュリティーソフトを導入するデメリット
パソコンのバックグラウンド(目には見えない形で)で動作するセキュリティーソフトは、インターネットを通過できるポート80,25,110,21など主要なポートのみを使うように防護します。その結果インターネットツールで利用ポートがしまっていると利用できないなどの不具合が発生。
下図はセキュリティーソフトが行うポート制御のイメージです。
※セキュリティーソフトイメージをわかりやすいように外にイメージしています。通常は貴方のパソコンで下図のように動作致します。
仕事の都合上ウィルス駆除ツール(セキュリティーソフト)を使っている事が原因による不具合の相談を受けます、その多くが初心者ユーザー様からのセキュリティーソフトによるメール送受信トラブルです。
セキュリティーソフトを利用していた為の不具合例です。
メール送信不具合例「送信に失敗しました、ノートンアンティウィルはメールを送信できませんでした〜〜〜」
解説:ノートンアンティウィルスプログラムが、送信しようとしたメールを不正なメールと判断、メール送信をノートンアンティウィルスを拒否している現象です。このエラーの対処方法ですが、シマンテックさんのサイトにも有ります。outlook又はoutlookexpressの「ツール」から「オプション」を開きます・・出てきたオプション画面の「接続」をクリックし、「□送受信が終了したら切断する(H)」のチェックを取れば上記不具合は改善されると有ります。
メール受信不具合例2「サーバーは接続を解除しました、ホストLOCALHOSTが見つかりません〜〜〜〜」上記の不具合はトレンドマイクロさんのウィルスバスターを利用している独特のエラーです。受信メールサーバーをlocalhostに書き換え、一旦パソコンの内部で受信メールのウィルスチェックを行いそれからoutlookやoutlookexpressにメールを渡す為です。
それ以外にもセキュリティーソフトによる全ポート遮断による自己も多数有ります。それらを踏まえてセキュリティーソフトを使うに当たりましては、安心も有りますが自由度の低いインターネット環境になる事も理解しておかなくてはいけません。
またセキュリティーソフトによる、インターネット接続不具合においてインターネットサービスプロバイダーはサポート致しません。サポートを受けるにはユーザー判断(自己責任上において)セキュリティーソフトを解除した上で、サポートを受けて頂く事となります。
またTCP/IPの利用する全ポートを遮断する不具合については残念ながら、サポートを受けようとしてもたらい回しになります。
私がパソコン初心者様にセキュリティーソフトは使わない方が良いと理由は、パソコンを嫌いになって欲しくない又は、もっとパソコンを勉強したいと思っているユーザー様に上記のような嫌な思いをして欲しくない気持ちからで有ります。
ただ決してセキュリティーソフトを入れてはいけないと言う事だけは理解して頂たいと申し上げるとともに、パソコンをもっと皆さんの思うがままに操作出来るようになる事を願うしだいで有ります。
またこれを機に豆にデーターバックアップを取る事もお勧め致します。
これにてセキュリティー関係についての話は終わりです。
有難うございました。
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