ルータとインターネット通信の仕組み







■一般的にインターネット(通称WAN)通信を行うには、グローバルIPアドレスを利用するパソコンに割り当てないと利用することが出来ません。
※グローバルIPアドレスに付いてはこちらをクリックすると確認できます

グローバルIPアドレスは「IPv4」32bit割り当てなので、2の32乗=4294967296通り割り当てることが可能。





■簡単なインターネット通信のイメージ図
一昔前のダイヤルアップ接続全盛期では、開放作業など必要ありませんでした。
インターネットに繋いでからから、メッセンジャー・ホームページ閲覧・ゲームプレー等の各種サービスを利用することが出来ます。
グローバル IP 通信イメージ

■ところが近年のインターネットは少し事情が異なります。ご存知の通り「ルータ」と言う機器やセキュリティーソフトでのファイヤーウォールによる通信監視(規制)等で、自由にインターネット間のデータ通信を利用することが出来ません。
※ファイヤーウォール(防火壁):パソコンへ割り当てられたグローバルIPにはポート制限がない為、インターネットに必要最小限のポートを利用可能にし、不必要なポートの通信を遮蔽してしまうサービス。
まずはルータ利用時の簡単な通信イメージ
ごらんのように、グローバルIPはルータに割り当てられ、パソコンにはルータからプライベートIP(ローカルIP)と言うアドレスが割り当てられての通信となります。
ルータ 通信 イメージ
※プライベートIP(ローカルIP)の意味はこちらをご参照ください

何故WAN通信できないプライベートIPでインターネットが利用出来るのでしょうか?
それはルータと言う機器に、NATやIPマスカレードと言うサービスがあり、この機能を使うことにより、一つのグローバルIPアドレスからでも複数のプライベートIPに対してインターネット通信を可能にさせることが出来ます。
下図のようにルータは1番のパソコンからインターネットリクエストが発生した際、ルータは1番のアドレスをグローバルアドレスに付加してインターネットへ出してくれて、帰ってくるデータもそれぞれルータ側で振り分けられると言う仕組みになります。
(簡単な仕組みのイメージです。実際にはもっと複雑です。^^;)
パソコン ルータ 通信イメージ

■上記のイメージを見ると、内側から外へのリクエストはルータで正しく振り分けられるのですが、これが外からのリクエストに対しては、ルータ側に1番へ振り分けるのか、2番に振り分けるのかを設定する必要があります。この作業をポート開放と一般的に申します。
図をご覧になるとわかると思いますが、パソコンにグローバルIPが割り当てられている場合は作業の必要はありません。
外部アクセスとルータ通信イメージ


次にファイヤーウォールを施しているパソコンの場合。
※WindowsXPにはファイヤーウォール機能が標準搭載されています。
スタート→コントロールパネル→ネットワーク接続を開くと、パソコン二台並んだ絵があると思います。それらに鍵の絵が表示されている場合は、ファイヤーウォールが施されている状態です。(下図参照)
これらの解除方法(XPのServicePack2になります)の簡易説明はこちらを参照してみてくださいね。
XPファイヤーウォール

■ファイヤーウォールの設定がしてあるパソコンの場合、ルータ側に幾らポート開放設定を施しても、外からのリクエストに対しては全て拒否されてしまうことになります。
その為、ポート開放と併せてファイヤーウォールの解除も行う必要性が出てきてしまいます。
※メーカー製パソコンの場合、市販のセキュリティーソフトが初めから導入されている場合があります。その際はメーカーへ電話し、ファイヤーウォールの解除方法のサポートを受けて下さい。
※ユーザー判断でセキュリティーを導入した場合は、導入したユーザーの自己判断で解除設定を行ってください。解除方法が不明の場合は、説明書をよく確認してください、必ず解除方法の説明はあります。もしくは自己判断でアンインストール。
外部リクエスト障害 winny障害


パソコンIPアドレスを調べるindowsXP、2000

「スタート」→「ファイルを指定して実行」をクリックします。
cmdと以下のように入力し、コマンドプロンプト画面を表示させてください。
XPスタート名を指定して実行


【 ipconfig 】 と入力してEnterキーを押します。
IP Address 〜と表示があります。これがパソコンに割り当てられたIPアドレスです。
このアドレスがグローバルアドレスと異なる場合はルータを通している可能性が高いと言えます。
ルータ設定する場合は、赤い枠のIP番号を控えて設定してください。
XPのIPアドレス
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WindowsVISTAのIPアドレス確認

スタートメニューをクリックし、表示された検索ボックスにcmdと入力してEnterキーを押すとコマンドプロンプト画面を表示することが出来ます。


以下の黒い画面が表示されるので、→ ipconfig /all と入力してEnterキーを押します。


以下の様にイーサーネットワーク(LANアダプタ情報)の状態が沢山表示されますので、少し画面の上に戻って頂くと、パソコンのIPアドレスとマックアドレスを確認することが出来ます。

物理アドレス=マックアドレス(フィジカルアドレス)
IPv4アドレス=パソコンのIPアドレスです
以下の黒い画面を終了するには exit と入力してEnterキーで終了できます。
もし万が一IPアドレスが 169〜から開始される場合は有効なLANアダプタではないので、必ず169以外の表示のあるIPアドレスを元にポートを設定してください。

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Windows95/98/me IPアドレス確認

「スタート」→「ファイル名を指定して実行」を選択して、以下(winipcfg)のように入力してください。
スタート名を指定して実行

以下の画面が表示されます。
▼ボタンを選択してEthernetAdapter又は〜NIC等のダイヤルアップアダプタ以外のアダプタ名を選択すると、パソコン割り当てIPアドレスを確認することが出来ます。
※赤い線に表示される数値がパソコンに割当てられているIP番号になります。
※2、ルータ設定する場合は、赤い線のIP番号を控えて設定してください。

98IPアドレス確認
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